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東京での講演:継続的質の改善

 先日高校時代からの友達に会いました。いつものことながらバカバカしい話で笑いすぎて涙を流しました。「やっぱり年取ると涙腺が弱るから・・・」と言うと、「ええ?高校の時からいつも泣いてたじゃん」と返されてしまいました。そんなに泣きキャラだったかしらん?やはり昔の自分に帰って子供のように楽しめる機会も時々は大切ですね。笑って泣いて、原点に戻って新しい気持ちで再スタートが切れますね。  原点に戻ると言えば、私は訓練を受けたアメリカで10年近く療育をしてきましたが、アメリカだけではなく日本にも行動分析の良さを伝えたいという気持ちで帰国しました。帰国後2年半、正確に言えば2012年の11月に帰国したので、今秋3年の節目を迎えることになります。これを良いきっかけに、2015年10月に東京で講演会をすることに決定しました。私の拠点が名古屋ですので、名古屋までは遠距離で療育を受けていただくことのできない方にも、少しでも行動分析の実践場面での応用方法について知っていただくためにも、東京で行うことにしました。  内容は家庭や教育現場で簡単に使える行動分析のテクニックです。もしかしたら、内容的には他の先生からの講演会や教科書で似たようなテクニックを紹介されたことがあるかもしれません。今回の私の講演の違う点は、参加者になるべく分かりやすいように、さらに理解を深められるように、実際の療育の場面のビデオをたくさん使用する点です。これまで、「なごや自閉症治療養育相談室」で少しずつ療育の様子をビデオに撮らせてもらっていました。というのも、やはり実際に療育が行われている場面を見ながら、それに丁寧な解説をつけていくことで、教科書等で読んだり口頭で説明を受けたりすることとはまた違った理解が生まれることがあるからです。「ああ、あのテクニックは実際にやるとこういう風な感じなのね。」とか「ああ、今までは一つのやり方しかないと勘違いしていたけれど、こうやってやることもできるのね。」という納得の瞬間が一つでもあれば嬉しいです。講演会に来てくださる方のためにビデオの使用の許可を下さった名古屋の生徒さんの保護者の方々、本当にありがとうございます。感謝です。  アメリカにはこういう言葉がありあます。「Continuous Quality Improvement」。これは、「継続的質の改善」という意味です。私が皆さ