自閉傾向のある子「壊れたチーズバーガー」Good morning Americaより

 今朝アメリカの朝番組である「Good Morning America」で紹介されたストーリー(ヤフーのニュースを通して)を見ました。良い話なんで、ちょっと訳しておきますね。
 ユタ州の7才の自閉傾向のある女の子、チーズバーガーが大好きなんです。ある日レストランでチーズバーガーを頼み、テーブルに運ばれて来たら、全然手を付けなかったそうです。フライドポテトだけ食べてました。お姉さんがどうして食べないの?と聞くと、「欲しくない。壊れてる。直したのが欲しいの。」と言ったようです。実はチーズバーガーは半分に切られていたんです。でも半分に切っちゃ行けないなんて特別な要求って、あまり普通には聞かないですよね。お姉さんが、そういう要求は理解してもらえないと思って、半分に切られていないものをもう一つ余分に注文したらしいです。でも、お店の人がその特別な要求をしっかり受け取ってくれて、「とんでもない。お金なんて取れませんよ。」って言って子どもに謝って優しく接してくれて、「直してくれた」らしいですよね。半分に切らずに。チーズバーガーが届くと、その子「ありがとう。チーズバーガー直してくれた」って喜んでチーズバーガーに何度もキスをしたそうです。
 お姉さんがその写真を取って、レストランのサービスの良かったことをFacebookに載せた所、それが22万以上もの「like(いいね)」と10万以上のコメントにつながったらしです。レストランのマネージャーはその後Autism Speaks(自閉症をサポートする組織)の代表者からもお礼の電話があったようです。
 ちょっと良い話でしょ。

コメント

  1. とても素敵なお話ですね。読みながら、ちょっと涙腺が緩んでしまいました。
    見た目にわかりづらい障害を持った子の、『ちょっと理解しづらい要求』って、ほんとに温かく対応してもらえることは少なくて・・・お姉さんも、きっとそういうこと一番身近でいつも感じていたんでしょうね。
    私たち親は(・・・とくに日本人だからでしょうか?)、とかくそういった理解されにくい状況に、本人の目の前でもつい『すみません』と謝ってしまいがちですが、そういう行動って、きっと本人の自尊心を傷つけてしまっているのかなぁ、と時々反省します。
    温かい対応をしてくださったお店のかたも素敵、妹さんの思いに寄り添うお姉さんも素敵、それに共感して下さるたくさんの人たちも素敵・・・そんなエピソードですね。
    そんな素敵なエピソード・・・私たちの周りにも増やすことが出来る、私もそういう人間になりたいなぁ・・・。

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